楽しめる、コーヒー豆の選び方 #77
こんにちは!茶谷順子です。このブログは、コーヒーをもっと気軽に楽しんでもらうための事柄をイラストを交えながら紹介してます!
今回はコーヒー豆の選び方についてのご提案です。悩みませんか?
いつも同じだと飽きちゃうけど、知らない豆はどんな味なのかいまいちピンとこない。新しいの飲んでみたいけど、好みじゃなかったらやだな〜。そうそう、予算だってあるし。まあ、無難なブレンドにしておこうかな。店員さんが勧めてくれたのでいいかな。
などと、守りの姿勢で選んでしまうことも多いのではないでしょうか。
実はこれ、ほぼ私の選び方。笑 でも今回は衝動買いでこんな豆を選びました。こんな風に豆を買うのもオススメで、その理由を書いていきま〜す!
好きな国の豆だから、買ってみる。
今回、私が衝動買いしたのはこちらです。
タリーズの、エレファントルビー ラオス(現在は販売終了しています)
最初は、アイスコーヒーに合うブレンドを買おうと思っていました。店員さんにはアニバーサリーブレンドを勧められました。でも、何気なく店頭に並んでいたこの水色とルビー色のコントラストが目に入ってきました。
へー可愛い、と思ってよく見てみたら、ルビーの横に「LAOS」って書いてあります!目立つはずのゴールドなのによく見えません。笑
その後は、今まで考えていたことを全て取っ払って、これを購入しました。まさか、こんな不意にラオスの豆が買えるなんて思ってもみませんでした。嬉しくてちょっと身震いしました。
裏側には、きちんと生産国名や、地域も明記されています。嬉しいですね。
普段、イラストでお世話になっている方が、ラオスで教育支援活動を行っているので、私も漠然とラオスに興味がありました。
アジアでも数カ国でコーヒーは作られています。だから、ラオスのコーヒーもあるかな?と話していたこともあったのですが、今までめぐり合うことはありませんでした。また、アジア地区ではアラビカ種よりロブスタ種が多く生産されている印象が強かったので、そこにも驚きました。
こんな感じで、興味のある国のものを飲んでみるって面白いと思います。サッカーファンなら、ブラジルやコロンビアを選んでみるなど。
味とは直接関係ないけど、飲みながら思いをはせるって、少し時間旅行ができて幸せなんじゃないでしょうか。
これが、「楽しめるコーヒー豆の選び方」でした。(主題終わり)
国について、おさらいしながら飲む。
せっかくなので、買ってからの私の楽しみ方もご紹介します。飲む前に、一度ラオスについておさらいしました。アジアって言ってもどこだっけ?そんな知識しかないので、国旗から確認しました。ふむふむ。こんな感じかと。
中国の下で、タイのお隣なんだね。公用語は、ラオ語。学校は小学校が5年。そのあとは4年と3年なんだね〜。などと、基本情報をざっくりとですが、見てしまいました。あまり、こんなことしないかな?でも、好きな国のことならどんな話題でも構わないですよね。別にテストに出るわけじゃないし。
ただ、へえって言って終わりなんだけど、そこから来たんだなあと思うだけで、豆たちがちょっと可愛く思えてきます。
プレスで淹れる4分間が、プチ勉強タイム。
その後、プレスで超新鮮な豆を使って淹れました。その間にも、コーヒー豆の袋に書いてある解説を読んで、こんな地名があるんだなあ。ってうっすらでも確認。変な地名だなあなんて思います。
私は、こうやって産地を少しずつインプットしています。以前覚えて忘れないのは「ウエウエテナンゴ」という地名。グアテマラのコーヒー産地なんですけど、響きが気に入って覚えてしまいました。覚えておくと不思議なもので「ウエウエテナンゴ」の豆が別の店で扱われていた時、咄嗟にこの店はいい店だな!ってえこひいきしてしまいました。
美味しい豆の産地だから、あちこちで取り扱ってるっつーのに、これも楽しい選び方の1基準です。プレスで淹れるとき、大概他のことをしてるでしょうけど、余裕があるときはこういう情報収集も楽しいですよ。
また、新鮮な豆はこのイラストのように、お湯を注ぐとムクムクと膨らみます。粉にお湯が入って行き、ガスが押し出されてくるんです。そのガスはコーヒーのよい香りを放つので、まぜまぜしながら香りを存分に楽しむのもいいですよね。
この香りがヒントになるので、少しずつ豆選びが楽で楽しくなります。ムクムクと膨らむ姿を見てるだけでも面白いです。
出来上がったら、自然と脳裏に産地が浮かぶ。行ったことないけど。
時間はあっという間に経ちます。その後はカップに注ぎ、自由に楽しみましょう。
行ったことも、写真でさえあまり見ないけど、あの国から来たのか〜と思いながら飲むと、本当少し幸せな気持ちになれます。味の良し悪しだけじゃなく、生産者のことを思うっていいですよね。私は田舎者だから余計そう思うのかも。
味を追求するのではなく、豆の故郷に足を伸ばす感じでのびのび楽しむコーヒー豆の選び方、よかったらお試しください♪
※この記事は、2019年7月2日の茶谷順子のブログをリライトしたものです。